一般の方がお参りに来られた時
結構な割合でいらっしゃるのが「崩壊靴」
冠婚葬祭の時しか履かない地味な黒い靴は
下駄箱のシューズボックスの中できれいに
保管されています
何年も履かずにいる靴の落とし穴がそこに
潜んでいます
靴底のゴムは年数と共に劣化していき
やがて組織が崩れはじめ、体重を保持
できなくなります
結果的にはかかと部分を中心にゴムの
崩壊が進み歩くたびに取れていきます
その量たるや凄いもので、その人が歩いて
いるところ全てにバラ撒かれていきます
式場は黒い粉だらけで絨毯に付けば
取れませんし
歩いている本人もだんだん歩きにくくなり
最後には全く靴底が無くなってしまい
ほぼ地下足袋のように・・・
とても恥ずかしい事になってしまいます
表はピカピカの新品同様ですが
靴底は大変な事になっています
たまには下駄箱を覗いて、靴底の
ゴムをドライバーのようなもので
つついたりして状況確認する事を
お薦めします